飲むならどれ? 栄養ドリンクの定番「ユンケル」の違い

栄養ドリンク売り場を見ていると、上段にある金色のピカピカした箱が目に入ります。佐藤製薬から発売されている栄養ドリンク、「ユンケル」シリーズです。

下段の栄養ドリンクに比べると価格の高さも印象的ですが、種類も多く、どういった時にどれを飲めばいいのか?というのは悩ましいところ。私も「高い方がいいやつ」程度の認識でした。

知人に「ユンケルはどう違うのか」と聞かれて、改めて考えてみた「ユンケル」シリーズについてまとめてみました(他の栄養ドリンク完全スルー)。※情報は2020年3月時点のものです。

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高価格帯の栄養ドリンクの秘密

ある時、商品知識が豊富と周囲から一目置かれている店長と栄養ドリンクについて話していたところ、高価格帯の栄養ドリンクについての話になりました。その店長の「このあたり(高価格帯)の栄養ドリンクは、”夜用”と考えて貰っていい」という発言にかなり驚きました。

いつも高価な「ユンケルスター」を数本ずつ買いに来ていたお客様に「すごく疲れてるんだな…」と労いの視線を送っていた自分のピュアさ加減といったら!(本当に疲れてたらすみません)そう知ってからというもの、サトちゃんの鼻すらもいやらしく見えてくるではありませんか。

サトちゃん - Wikipedia

そうは言っても、メインはやはり「滋養強壮」なのは間違いありません。夜のサトちゃんはさて置き、「そういった使い方もあるんだな」という程度にして話を勧めます。

「医薬部外品」と「医薬品」

ユンケルには、コンビニなどで売られているシリーズもあります。それらは「医薬品」ではなく、「医薬部外品」扱いで、似ているようで異なるものです。コンビニのユンケルを見てみると、生薬も色々入っているし、医薬品扱いのユンケルと何が違うの?と思われるかもしれません。

生薬でも「動物性の生薬(ローヤルゼリー以外)」が含まれていると「医薬品」扱いになります。ドラッグストア販売のユンケルにも、箱入りでないタイプに「医薬部外品」はありますが、ほとんどが「医薬品」となっています。「ゴオウ(牛の胆石)」「ハンピ(マムシ)」「カイバ(タツノオトシゴ)」などが含まれているユンケルは、薬店販売の品物のみですので、ドラッグストアでどうぞ。

ユンケルの種類と違い

ユンケル - 疲れや風邪を引いた時の栄養ドリンク  佐藤製薬株式会社
疲れや風邪を引いた時の栄養ドリンク、ユンケルシリーズ全種類や効果の理由、配合生薬を紹介。最適なユンケルのご提案、最新TVCM、イチロー選手とユンケルの歩み、疲れや栄養補給のアンケートやコラム、Q&Aまで満載。

丸投げか!と言われそうですが、まず佐藤製薬の公式サイトを貼っておきます。医薬品扱いのものだけで22種類、医薬部外品とドリンク以外も含むと47種類にのぼります。

まず紛らわしいのが名前です。「ユンケル」が商品名についてるのは当然ですが、「ユンケルファンティ」「ユンケルファンティー」あたりだと違いは「-」のみです。

家族に「ユンケルのファンなんとか買って来て」と頼まれた人が、売り場で「どっちだったっけ…」と悩むのは想像に難くありません。そこでさらに「ファンテユンケル」が目に入り絶望する事でしょう。「ファンテユンケル」シリーズにも4種類あります。

「ロイヤル」シリーズもややこしく、「黄帝ロイヤル」を基本として、何となくグレードアップした感のある「黄帝ロイヤル2」まではアリでしょう。ここで「ロイヤル黄帝」が混乱を招き、「黄帝ロイヤルプレミアム」でわけのわからなさは最高潮に達します。「黄帝液プレミアム」もございますよ。

箱の見た目も似ているので、「だいぶ前に買って自分に合うと思ったユンケルはどれだったのか…」とドツボにはまる可能性もあります。なかなかに曲者なシリーズです。

それぞれのユンケルの特徴

「ファンティ」「ファンティー」の違いは、「ファンティ」の方に「カイバチンキ」が配合されている点と、「トウチュウカソウ流エキス」の量が少し多いという点で、他は同じです。

「黄帝ロイヤル」に配合されている「カイバチンキM」「ロイヤル2」では「ゴオウチンキ」になり、「ロイヤル黄帝」では「カイバチンキM」に加えて「ローヤルゼリー」「ジャショウシ流エキス」が配合されています。

シリーズはそれぞれグループに分かれており、その中で細かい違いがあるような印象です。ざっくりとまとめてみました。

・価格は生薬の種類と配合量に比例する

抽出方法などにもよるので、単純な比較が正しいかといえば微妙ですが、例として挙げさせて頂きます。基本の「ユンケル黄帝液」に含まれる生薬7種類743mgに対し、最高峰の「ユンケルスター」に含まれる生薬は20種6,040mgにものぼります。鼻血出そう。

「高いものほど生薬が多くて種類が多い」のは間違いないようです。

・「L」とつくものはピリピリ感が控えめで飲みやすい味

中には商品名の最後に「L」とつくものがあります。ユンケルに限らず箱入りの高価格帯の栄養ドリンクには独特のピリピリとした辛みのような後味がある場合があり、「チオビタ」「リポビタン」系のドリンクを飲み慣れていると違和感があるかもしれません。「L」シリーズはこの辛みを押さえたラインナップとなっています。

・「DCF」とついているものはノンカフェインなので寝る前にもOK

「DCF」De-Caffeineの略で、カフェインが含まれていないものを示します。寝る直前にカフェイン入りのものを飲んでしまうと、寝つきが悪くなったりする可能性があるため、遅い時間に飲むなら「DCF」つきのものがおすすめです。何気に最高峰の「ユンケルスター」もカフェイン無配合ですが、別の意味で血沸き肉躍り、寝付けなくなる可能性が無きにしもあらず。

・「ロイヤル」とつくものは精をつける配合生薬が多め

箱を眺めていて思ったのですが、「ロイヤル」とつくラインナップは「精をつける」とされる生薬が多めに配合されています。言い換えれば夜のユンケル?と言えない事もないかなと思います。あくまで個人的な意見ですのでご了承下さい。あと、コンビニなどで販売されている「ローヤル」シリーズは「ローヤルゼリー」の配合の意味ですので該当しません。

希望小売価格と実売価格

佐藤製薬のサイトには「希望小売価格」が表示されています。例えば「ユンケルファンティ」は3,000円で、「ユンケルファンティー」は2,913円です。

何だ、値段そんな変わらないじゃん!と思われるかもしれませんが、小売店での実売価格が異なっている場合が多く、うちの店だと「ファンティー」の方がかなり安くなっています。

あと、「黄帝ロイヤル」「黄帝ロイヤルプレミアム」だと名前的に後者の方がゴージャスなイメージですが、定価、実売価格ともに「黄帝ロイヤル」の方が上となっています。よくわからないー!

ちなみにうちの店で一番売れているのは「ユンケル黄帝液」、次が「ユンケル黄帝L」「黄帝ロイヤル」「ユンケルD」「DCF系」の順となります。「黄帝ロイヤル」「ユンケルD」は二本パックがよく出ますので、固定客がついてる印象です。

飲むならどれを飲むか

じゃあどれがおすすめなのか?というところですが、私が箱をじりじりと眺めていて「これは良さそう」と思ったのが青いピカピカの箱の「黄帝ロイヤルプレミアム」です。ユンケルの中でも新しい商品です。

疲れに効果大の「エレウテロコック流エキス(エゾウコギ)」「ニンジン流エキス」「オウギ」がこってりと入り、精神的な疲労や強心作用のある生薬、血行促進の生薬など、バランス良く入ってます。そこまで夜に特化してないところも良さそう(夜に特化したい方はロイヤルあたりで)。

イチロー氏が愛飲し続けているという「ファンティ」「動物性生薬で滋養強壮します!」という勢いが前面に出ていて良いです。ノンカフェインの「ユンケル黄帝L40DCF」も、「ニンジン&トウジン」「ゴオウ」で風邪で身体が弱っている時にぴったりかと思います。

「黄帝ロイヤルプレミアム」飲んでみました

何だかんだで飲んでみないとはじまりませんので、一番気になっていた「黄帝ロイヤルプレミアム」「ユンケル黄帝液」を飲み比べてみました。

「黄帝ロイヤルプレミアム」は、今までのユンケルとかなりイメージが違います。パッと見ユンケル感が薄いのですが、中身は今まで通りゴリゴリの生薬ドリンクです。何となく「ユンケル=おっさんくさい」イメージがあるので、それからの脱却でしょうか。

以前からあった「黄帝液プレミアム」のパッケージチェンジ&リニューアルに伴い、新しく発売されたのが上位バージョンとなる「黄帝ロイヤルプレミアム」です。

せっかくなので中の瓶の画像を。普段栄養ドリンクを買う事が無い人間の、「せめてネタにして元を取ろう」と必死な姿を笑ってやって下さい。医薬品なので、添付文書もしっかりしたものが添えられています。

色の違いがこちら。明らかに右側の「黄帝ロイヤルプレミアム」が濃いです。紙コップに入ってると、何か別のものに見えてきますが気にしないで頂きたい。

まずは匂いを確かめてみます。「ユンケル黄帝液」の方は、生薬の匂いはしますが、ビタミンB1の独特の「ビタミン臭」の方が勝っています。

次に「黄帝ロイヤルプレミアム」を嗅いで、ものすごく嗅ぎ覚えのある匂いに驚きました。これはあれだ、入浴剤大好きの私にもなじみ深い「バスハーブ」だ!


いい入浴剤です。一番に浮かんだのは「バスハーブ」でしたが、こちら「薬草湯」の匂いもかなり近いです。

何の話でしたっけ。ユンケルです。
味については、「ユンケル黄帝液」はやはりビタミン臭が強く、甘さこってりめでピリピリします。「黄帝ロイヤルプレミアム」は、独特の匂いにまとわりつくような濃厚な口当たり。美味しいもんじゃありませんが「効きそう!」な感じはします。

仕事で疲れ気味な午後16時頃に飲み、21時まで働きましたが、飲んだ直後からの腹部のポカポカ感は延々と続き、無駄に元気に段ボールケースの商品を片付けまくりました。おかげで倉庫もスッキリです。寝るまでポカポカ感は続きました。

朝起きてからもお腹のあたりがじんわりします。寝付きや寝起きも良かったです。体調が悪い時など、いざという時の選択肢として悪くないかもなと感じました。とはいえ、ほとんどのユンケルが第2類医薬品なので、疲れてるからと何本も飲んだりしないようにご注意下さい。

・ユンケルの価格は生薬量と種類に比例する
・コンビニ販売のものは医薬部外品
・医薬品なので用法容量には注意

ユンケルは、「エゾウコギ」が「エレウテロコック」表記なんですよね。最初、「何だこのポプテピピックみたいなものは」と思いました。

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